雪 雄子 | Yuko Yuki
雪 雄子
Yuki Yuko
舞踏家。東京都目黒生まれ。 18歳なかば、暗黒舞踏の創始者土方巽に出合う。
1972年、大駱駝艦の旗揚げに紅一点として参加。 「寒さのために身が縮こまる」という土方舞踏の原点のひとつ を体得するため、1975年、北方舞踏派(山田一平主宰)と 共に山形県出羽三山麓へ移住。 1978年、北海道小樽に拠点を移し北国での活動を続ける。 1983年一時帰京。 1984年には土方巽演出、振付の「鷹ざしき」で女鷹を舞 う。1988~91年独舞踏「蝦夷面」(山田一平演出)を サンフランシスコなどで上演し、北国の生命力を現出する舞踏 家として高い評価を受ける。1993年秋、津軽へ移住。 偶然のようにして出会う縄文をはじめ、津軽に息づく原初 そのものの命との出会いを現在までの創作の原点としている。 縄文映画「一万年王国」に出演、 「縄文頌」(京都市・国際日本文化研究センター)、 「カリヨンの庭」(仙台市・宮城県美術館)など。 2005年にはウィーン、パリ、ワルシャワで公演。 2007年、サンクトペテルブルグのDANCEグループDELEBOと 京都大学西部講堂にて共演、LIBサンクトペテルブルグ・ モスクワ公演プロジェクト 「舞踏の源流から身体の未来へ」にて舞踏ソロ、 (共演 津軽三味線・新田昌弘) 2008年、作家・田口ランディ、画家・香川大介との コラボレーション(宇都宮 ギャラリー悠日) 2009年秋、「三内丸山縄文大祭」三内丸山遺跡にて作家・ 田口ランディ、神楽師・石坂亥士と共演。 ロシア・サンクトペテルブルグバレエホールでは神秘的で シャーマニックな舞い姿に1700人の観客が魅了された。 少女から老婆まで、0歳から100歳までの身体感覚で舞う。